マラソンの持久力アップ・スタミナ強化は練習だけでは身につかない?
マラソンは、とにかく他のスポーツに比べて持久力・スタミナが必要になってきます。サブ6を目指すマラソン初心者もサブ3を目指す上級者も、いずれにせよスピードを維持し続ける持久力が無いことには話にならないからです。
長距離をスピードを維持して走り続ける能力を伸ばす…。
これは自分の目標にあった日々のトレーニング(練習)で培うしかありません。マラソンのスタミナ強化用トレーニングは、検索すればレベルに応じてたくさん出てきますので、そちらを参考にしてくださいね。
でも私はスタミナ強化トレーニング以上に、体にエネルギーを蓄えるコツの方が難しくて重要だと思っていますので、このブログではそちらをお伝えします。
練習をどれだけ頑張っても、持久力が身につかない…というランナーは、そもそも体にエネルギーを蓄えるのがヘタで、蓄えたとしてもうまく使えていないのかもしれません。
まず、マラソン中に消費するエネルギーは体脂肪になりますが、これは多すぎると体重が重くなり、逆に燃費が悪くなります。マラソンランナーにとってまずは体脂肪を落とすダイエットが必要で、ギリギリまで落として残った体脂肪を燃焼させてエネルギーに変えます。
この時、フルマラソンでは後半に一気にバテて、スローダウンしてしまうことが多いのはうまく体脂肪をエネルギーに変換できていないからです。
体脂肪を効率よくエネルギーに変換する為に必要な栄養は次の3つ。
- 糖質(グリコーゲン)
- ビタミンB1
- ビタミンB2
ランナーは体の中でエネルギーをたくさん作り出す必要があり、エネルギーが作れなくなると失速してしまいます。持久力のあるランナーは、体にある体脂肪を最後まで効率よくエネルギーに替えることができるから、失速せずに完走できます。
この3つの栄養素は、体に存在する脂肪分を効率よくエネルギーに替えるためにとても重要な役割を果たします。
糖質(グリコーゲン)は体脂肪を燃やすための着火点になり、ビタミンB1は燃焼の火付け役、ビタミンB2は燃焼をより効率よくしてくれます。
この図を見てほしいんですが、糖質とビタミンの必要性がかなりわかりやすいと思います。
ランナーですから、体脂肪はとても少ない状態まで体重を減らしていると思います。
その少ない体脂肪を効率よく燃焼させてフルマラソンのあいだ持続させるためにも、この3栄養素はつねに摂取して体内にあるようにしておくことが、持久力の強化につながります。
ランナーのスタミナ維持につながる3栄養素が、どんな食材に含まれているのかは、さきほどの図を参考にしてくださいね。もちろん、これらだけでなく、貧血を予防するための鉄分や亜鉛などのミネラル、各種アミノ酸をバランスよく摂取して、アスリート体質に変化させる事が大切です。
上級者ランナーになると、体重増加が気になると思うので、これらの栄養をサプリメントで摂る方がほとんどです。しかし、本当はバランスを考えると自然な食品から摂取するほうが、自然な持久力が身につくと私は考えています。
私はまだまだサブ4を目指している初心者ですが、サブ6も達成できていない頃に栄養の必要性を知り、そのころから天然牡蠣のサプリで3栄養素を補っています。
牡蠣はマラソンの持久力を付けるのに必要な栄養素が揃っているので、もし興味があれば試してみてください。
必要な栄養素を毎日摂取していると、普段はあまり変化を感じませんが、トレーニングメニューで30km以上を走れば違いを感じることができますよ。
トレーニングだけで簡単に持久力がつくほどフルマラソンは甘くありませんので、栄養面もきっちり考えて普段からスタミナ強化に取り組んでくださいね。